2014年に突然公開された、リメイクされたロボコップ。
あらら、新ロボコップつまんねぇーぞ!
いきなり、出だしの掴みが悪すぎる。
最初の2分を見ただけで、映画に対する不信感でいっぱい。
果たしてこの映画は大丈夫だろうか。
みんな話してばっかりのやたらダラダラした進みの1時間。
頼む、早くロボになってくれ!いいから、早くバカスカ暴れてくれ!
満をじしてロボ化されると、何故かジャッジドレッドばりに黒い。
しかも、異常に動きが速い。
黒くて動きが速いから、はっきり言って、よく見えない。
なんなんだ?って思ってる間に、映画は何の山もない山場をツルっと通り越し。
妙に堂々としたサミュエルLジャクソンの〆の挨拶で、映画が終わる。。。
うーん。つくづく。
ポールヴァーホーベンが作った旧ロボコップは凄かった。
悪趣味、過剰、B級、が絶妙なバランスで融合し。
時代とのピンポイントタイミングからまさかのA級映画になってしまっていた。
ロボになるきっかけの瀕死の重症をおう描写のスプラッターっぷり。
溶ける人。見たくなかったロボの素顔。ベビーフードが主食。
カウボーイばりに銃をまわす無駄な御愛嬌。
そんなB級臭たっぷりの悪趣味映画にもかかわらず、
ロボなのか、人間なのか?的カタルシスの中、
何故か妙に感動してしまうラッキーパンチA級ムービー「旧ロボコップ」。
なにはともあれ、さ。
とにかく重たそうだった重量級の旧ロボコップがなんともステキだったのに。
大ジャンプまでしてしまう迅速すぎる新ロボコップは、どうにも興ざめであったよ。
どこに勝算があってリメイクしたんだろね。
映画「ロボコップ(2014)」
点数:7点
勘所:旧作の良さを引き立たせる演出力
教訓:もっと練ろう
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