いわゆるオオカミ男モノのスペインホラー映画。
いきなりカメラが見事。
光と影のコントラストが絶妙で、映し出された絵がとっても美しい。
自然の写り込む風景なんて、実に秀逸。
出てる役者も、良い顔した奴らばかし。
なかなかやるなスペイン映画!
と思うやいなやの。
なに、この残念なストーリー…。
ちょっとマイケルジャクソンのスリラーを見て勉強せい、と思える狼人間の安っぽい着ぐるみ感。
さらには、コメディーなの??と言えるストーリー展開に、すっかり動揺だよ。
しかし。
自らの指を切り。
生だとグロいんでニンニクでさらっと炒めて。
いざ半分狼人の子に食べさせようとしたら、飼い犬に食われちゃうくだり。
下らなすぎて、笑ってしまった。
羊の話。
警官の相棒のバカさ加減。
元気はつらつババァ。
などなど妙に下らないシーンばかり覚えてる。
これは、ホラーに見せかけた新手のコメディーなのかな。
そう思うと。
「史上最悪の田舎」なんていうダサ過ぎる副題は、なかなかこの映画の本質をついてる気もするよ。
どうしようもない内容だが、ある意味センスありのバカ映画であります。
映画「人狼村 史上最悪の田舎」
点数:ホラーとしては2点 ・コメディーとしては65点
勘所:犬がカワイイ
教訓:怖いと笑いは紙一重