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ポツネンと公開されたサイボーグ009のリメイク映画。
なんで今更、と思ったが。
実際見てみると、「攻殻機動隊」テレビシリーズの神山健治がサイボーグ映画を撮るってのは、ひどく必然であったよ。
攻殻と009、世界観として全く違和感なし。
アクションシーン、ハードボイルド、ネット的アプローチ、深淵なテーマ。
どれもキマりすぎてるくらいキマってて。
尚且つ石ノ森章太郎リスペクトもしっかり感じて、好感度もバリ高し。
ジェットリンク002の尖がりまくったカッコ良さ増量。
なんだかついでに、グレートブリテン007までカッコ増し。
ジェロニモ005、パワフルバクハツ。
突然妙~にエロいフランソワーズ003。
009の世界を知ってる人は、思わずニヤニヤご機嫌演出。
そしてなんつったって、島村ジョー009。
「加速装置」の目にもとまらぬ(?)スピードを体感できるのがもう大大大興奮だ。
加速装置発動の瞬間から、映画が加速度的に面白くなっていったよ。
さて。
今回は映画館で3Dにて鑑賞したんだが。
あまり3D映画に興味の無い私だけど、アニメーションと3Dって相性いいのかもね。
元から全部ウソの映像な訳だから、3Dというさらにウソをついても全然違和感なし。
ジェットの空中戦。
はるか上空から市街地を見下ろしてる映像は、シリがヒクヒクなるくらいの高所恐怖感。
ヨガで言うところの「オシリの穴を下に向けて」ってのはこの境地のことなのか?と思えるくらいである。
映画としての完成度があまりに高いから、DVDでも面白いだろうが。
あの入り込み感は、ちと3D映画館じゃないとムリだろな。
ただし終演後、尋常じゃなく目が痛かったけどね…。
映画「009 RE:CYBORG」
点数:91点
勘所:男子のヒーロー004
教訓:映画は映画館で観なさい