昨日は私の大好物企画、絵とドラムのセッションライブであった。
20210219 @新宿ライブフリーク
「ART & MUSIC」
画家:さとうかな、陽草杜斗、浅倉玲音、なかがわ寛奈 、ういりお
ドラム:大西英雄
画家5人対ドラマー1人、1時間ノンストップライブ。
久々のこの企画であったけど、やはりとても興奮した。
5枚の絵から飛び込んでくるエネルギーが物凄くて。
脳がパカっと解放され、音と色が浮遊する感覚をひたすら楽しんでるうちに終わったよ。
いや~楽しかった~!
ライブ前の風景。
さー、どーなりますやら。
ライブ終演後。
左から、さとうかな、ういりお、なかがわ寛奈 、陽草杜斗、浅倉玲音。
四方八方からエネルギーを貰ったな!!
浅倉玲音さんの絵は、プロジェクターに映写するタイプ。
写真こそ残ってないが。
とても刺激的でかなり脳を持ってかれる、素晴らし映像であった!
陽草杜斗さんは、ダンスしながら絵を描くという荒業!
踊りながら、よくこんな絵が描けるもんだねぇ。
ダンスに煽られ、ついドラムも盛り上がってしまうのだ。
私のソロアルバム「ヒデヲの間」のジャケを描いてくれた、なかがわ寛奈さん。
ヒデヲの間でも一緒にライブペインティングやってるので、とても充実安心のセッション。
色の狭間にある空間が広くて気持ちよし~!
ういりおさんの絵は、とても強く熱い!
発光のような白が塗られると視界がパーっと弾ける。
勿論、ドラムプレイもパーッともってかれる!
さとうかなさんの絵は、脳内旅行。
途中、でっかい「おっとっと」みたいのが描かれた時、こちらの脳もアッチに飛ばされた。
グリングリンになった~。
っつーわけで集合写真。
ギリギリなようでいて、私にとってはとてもナチュラルに楽しい企画。
音に色は見えるし、
色に音は聞こえる。
素晴らしい企画を企んでくれたライブフリークに感謝!
そして、この状況化に足を運んでくれた皆さまに感謝!
沢山の刺激を与えてくれた画家の皆さまに感謝であります!
あー、楽しかった!
またやろね!!
<おまけ>
ちょろっと動画発見~。
大好きなドラマー大西英雄さんがライブペイント5組に囲まれる。音楽と芸術の融合イベント!脳汁溢れて最高だったぜ!!!この景色本当に素晴らしい!! pic.twitter.com/56HV2SeAhY
— ロットン瑠唯 (@rotten_rui) February 19, 2021
ジャズピアニスト、チック・コリアが亡くなってしまったとのこと。
どんなに年をとっても新たな発想で音楽をずっと楽しんでいく人だと思ってたから、なんだかとても悲しい。
そして、ここから先彼の新たな音楽が生み出されなくと思うと、なんともショックだ。
ヴィニーカリウタとジョンパティトゥッチとのニューアコースティックトリオを、まだ小さいブルーノートで観たのが、確か初であった。
ブルーノートに行ったのも初だった気がする。
当時、大学生だった私はその音楽を全く理解できぬままではあったが、
ただただ目の前で繰り広げられる何がどうなってるかさっぱり分からん音楽に、ひたすら興奮した。
チックコリアって物凄い人なんだと痛感したのは、ゲイリーバートンとのデュオを観た時である。
自分がドラマーなので、ドラマーがいるバンドはついついドラムが気になってしまうのだが。
このライブはピアノとヴィブラフォンの二人だけなので、その音に真っ向から集中できた。
まぁ、兎に角この二人のタッチとタイムが物凄くて。
まるでベースとドラムがいるかのようにグイグイとリズムがスウィングしてく。
特にバッキングしてるチックコリアのプレイは圧巻で、この世にこんなカッコ良いバッキングがあるだろうかと、物凄く印象に残ってる。
そんなビンビンのタイムの中、それが当然の事のように自然に二人は会話してく。
しかも、その音はカラフルで明るくて暖かい。
音一つ一つに色が宿っていて、ポワポワと会場中を浮遊してるようだったな。
その後色んな音楽形態で来日を果たすが。
思いかえすと、私はチックコリアの来日公演を良く見に行っていた。
ゲイリー・バートン、
アヴィシャイ・コーエン、
ジェフ・バラード、
アイアート・モレイラ、
ヴィニー・カリウタ、
ジョン・パティトゥッチ、
ジョン・マクラフリン、
クリスチャンン・マクブライド、
ブライアン・ブレイド、
ケニー・ギャレレット、
上原ひろみ
さっと思い出しただけで、このバンドメンバーのスーパーミュージシャンっぷり。
私はチックコリアのお蔭で、物凄いミュージシャンを沢山見れたんだなぁ。
素晴らしいミュージシャンだけでなく、作り出す世界観もいつもオリジナルで。
なおかつ、分け隔てなくミュージシャン皆に音楽の素晴らしさを伝え、
世界中の音楽の質を高めてるような人のようであった。
合掌。
1.
チックコリア、ニューアコーステックバンド。
前述したヴィニーカリウタとジョンパティトゥッチのブルーノート公演のライブはCD化されている。
兎に角、隙間という隙間を埋めて叩きまくるヴィニーが危険なくらい興奮した。
2.
チックコリアとゲイリーバートンのデュオ。
前述した公演は、このスタジオアルバムが発売された頃であった。
CD聴くとライブ会場の二人だけの緊迫感を思い出す。
しかし、あの緊迫感と裏腹に、とてもポップで聴きやすいのも凄い。
3&4.チックコリア、トリロジー1(3枚組)トリロジー2(2枚組)
最近は、このライブ盤が好きでよく聞いていた。
クリスチャンマクブライトとブライアンブレイドとのトリオで、
スタンダードとチック本人の曲をとても自然体で演奏してる。
このナチュラルさが居心地よくて、ずーっと聞いてられる名盤。
この3人のライブを生で聴きに行けなかったのが、つくづく心残りである。