「バトルロワイヤル」25周年上映。
中学生1クラスが最後の一人になるまで殺し合う、
ともすればB級映画になりかねないこの題材。
深作欣二の血肉宿るバイオレンスと、北野武の狂気の演技でギリギリのバランスを保った未だ色褪せぬ奇跡の映画。
入場者特典で配られた支給武器カード。
ハンガーなんてあったっけ?
「イノセンス」を映画館にて。
公開されてから20周年と、
押井守の怨念の籠る、全く隙のない映像の説得力は今だ色褪せず。
意外と単純な事件を、わざと複雑な言い回しで翻弄し、物凄く難解に語るでお馴染みのこの映画だが。
骨董品のような潤沢な手触り感が大好きで、つい何度も見てしまう。
「伊丹十三4k映画祭」なる企画がスタート。
4Kにリマスターされた全作品を1週ごとに劇場公開。後半戦!
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2025/04/01
「ミンボーの女」映画館にて
硬派なマルサ2、毒ラブストーリーのあげまん
ときて、痛快エンターテイメント登場!
興奮の面白さであった!
マルサのジャックニコルソンこと大地康雄大活躍。
100万ドルの笑顔ホテルマン、三宅裕司がちょい役で画面に映る贅沢さよ。
宮本信子の声がつくづくと良い。
2025/04/08
「大病人」を映画館にて
未見伊丹映画であったが、自分が今の年齢で初鑑賞できたのは素晴らしく濃厚な体験!
笑い泣き感動の大傑作であった!
病人・三國連太郎、担当医・津川雅彦。
二人の迫真の演技に終始引き込まれ食い入るように見終えた。
つーか、木内みどりが綺麗すぎる。
「静かな生活」を映画館にて。
伊丹十三が義弟でもある大江健三郎の長篇を映画化。
知的障害の役演じた渡部篤郎が素晴らしい。
静かに物凄く尖ってる。
なんて感想の難しい映画だろか。
エンターテイメントの粋を知り尽くした伊丹十三の奥底の魂を覗き見たような。
見て良かった。
2025/04/21
「伊丹十三4k映画祭」なる企画がスタート。
4Kにリマスターされた全作品を1週ごとに劇場公開。
「お葬式」「タンポポ」「マルサの女」「マルサの女2」「あげまん」
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2025/02/26
「お葬式」
伊丹十三監督一作目とは思えぬ隙の無さ。
そして抜群の面白さ。
映画館で観ると画面の端まで隅々と圧巻に面白い!
山﨑努と宮本信子の艶やかさ。
方角を気にする大滝秀治。
病院の会計で笑う財津一郎。
サンドイッチ受け渡すだけの暴雨のカーチェイスもサイコーであった!
2025/03/07
2025/03/14
「マルサの女」を映画館にて。
伊丹十三作品で一番最初に観た作品。
全く色あせなていない。
当時、山崎努は本当に足の不自由な人だと思ってた。
津川雅彦の活躍も抜群に良い!
「あんた見かけによらずプロだね」
「関東蜷川組の蜷川だ」
「マルサのジャックニコルソンですから」
2025/03/19
「マルサの女2」
ガキの頃はマルサ1にハマり過ぎて、2作目はあんまピンと来てなかった。
が、今観たら2も抜群の面白!
「敵」を映画館にて。
たまたまの空き時間に、予備知識のない映画に出会うのも映画館の醍醐味。
「PERFECT DAYS」と「イレイザーヘッド」を足したような変な空気感。
調べたら、筒井康隆の原作を「桐島、部活やめるってよ」の監督が映画化したと。
確かに納得。
まぁ兎に角、長塚京三が渋くて良い!
PARCO FACTORYにて、
「作、千原ジュニア展」を観てきた。
千原ジュニアの歴史を追うこの展覧会。
そんなに広くない会場の中、物凄く濃厚。
一人クスクスと練り歩く。
私の知ってるジュニアはほんのごく一部で。
想像よりも遥かに大きく面白い人が分かった。
間が無い活字でも笑えるのは凄い。
今度、本も読んでみよう。
「どうすればよかったか?」
統合失調症とみられる姉と、病気と認めず精神科の受診から遠ざけた両親。
弟が20年その様子を記録したドキュメンタリー。
答えがあるのかないのか。
強力に重い内容に打ちひしがれたが。
でも映画館で見届けれて良かった。
後半のお姉ちゃんのピース姿がキュートなのが救い。
聞きとりにくい会話も多く、字幕があればよいのにと思っていたのだが。
字幕付きの公開も決まった様子。
とはいえ、もう一度見に行くのはなかなかに重い…。