ブログ「ヒデヲの間」
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「ゴリラ」 オオニシヒデヲのザ・レビュー その14
2014年07月05日

アーノルド・シュワルツェネッガー主演の80年代大味アクション映画
その名も「ゴリラ」…。
コマンドー、プレデター、ランボー、レッドブル、コブラ。
カタカナ単語映画シリーズのうちの一つ。

ガキの頃一回見て、なんじゃこりゃ?って思ったが。
ついつい大人になってから、魔がさしての再鑑賞。

マフィアもの、FBI潜入捜査もの、シュワちゃん豪快アクションを足したがイマイチ融合せず、
思いっきりゴリ押しでまとめた、ザ・80年代ムービー。
いや~実に下らぬ映画だったな。

ハードボイルド。
マフィアの抗争。
潜入捜査のなりすまし空気感。
スパイと分かってる女との駆け引き。
…やりたい事は色々あったみたいだが、どれもとにかく中途半端。

頑張ってハードボイルドな空気な画は作ってて、
一見面白そうな匂いを放ってるのが、余計虚しさをつのらせる。

そんなおとぼけ感を一気に解消すべく。
後半30分、思い出したかのように質より量な豪快アクション映画へ突入。
シュワちゃん、武器大量持ち込み単独出陣、マフィアまるごと大虐殺。
名付けて「コマンドー大作戦」!

結局潜入捜査は全く必要無かったのではと思わずにはいられない、この作戦。
最初っから一人で乗り込めば、万事解決ではないか、とも思うが。
そうすると映画が30分で終わっちゃう。
あの手この手で尺をかせぎ2時間の映画にした、まるで探偵ナイトスクープなその手腕に脱帽だ。

しまいには、
上司のリハビリシーンという、妙にハートウォーミングなエンディングを迎えるこの映画。
古き良き80年代の豪快さを垣間見た、とんでも映画「ゴリラ」

「で、面白かったの?」、と、聞かれれば、
つい、結構楽しんでしまった私がいたのも事実である。

 


映画「ゴリラ」
点数:20点
勘所:ネルシャツ、スーツ、皮ジャンを駆使した、シュワちゃんの狭い演技の幅。
教訓:奇抜なネーミングセンスは、一周まわるまで待とう。

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