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先週のことになるが、
上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクトfeat.アドリアン・フェロー&サイモン・フィリップス、を観に行ってきたよ。
しかも、こっそり 2日間連続。。。
今日び、なかなか二日連続でみたいバンドっていないんだけどさ。
しかし、これはホントに2日間行って良かった!
観ればみるほど面白くなる!興奮する!
なんなら、3日目も行きたかったくらいだよ。
以前、この上原ひろみトリオを超至近距離のブルーノート東京で観れたのは、私にとっての宝物であったが。
国際フォーラムという大きい会場での演奏も、これまた迫力あり、なかなか。
そんなブルーノートの時はまた違う、ベラスケスの宮廷絵画やピカソのゲルニカのようなばかデカい絵画を目の当たりにした感覚で、包まれるような快感があったよ。
(しかし、PA後ろ一階席の時より、二階席の時の方が音が良かった気がするのは何故だろう)
さて。
私の大好きなベーシスト、アンソニー・ジャクソン病欠の知らせを聞き心配したが。
いやはや、なんのその。
代役のアドリアン・フェロー、よくぞこんだけ死ぬほど難しい楽曲の中であんだけ弾きまくれるものだ!
そして、オリジナルのメンバーが3人中2人しかいないなかで、全く楽曲に損傷なく、むしろそのハンディキャップを逆手にとり、よりアグレッシブに演奏しきる上原ひろみとサイモン・フィリップスには、兎に角圧巻であった。
その熱過ぎる演奏は、まるで、F1を見てるかのようなハイスピードバトル。
音速の中での丁々発止は、時間が止まってるのではって思えるほど。
F1のレーシングカーが、Rのキツイコーナーをギリギリを攻めに攻めて曲がりきる。
サイモンフィリップスは、車、ガソリン、タイヤ、空気抵抗、すべてを計算しつくした上で限界ギリギリを攻めてRを曲がりきる。
上原ひろみは、ほとばしるパッションでアドレナリンを出しまくりながら、感覚的感情的にRに突っ込んでいく。
その音速の中でのギリギリバトルは、最新アルバムのタイトルの如く、まさに「スパーク」!
一つ一つの音が物凄い熱量の中キラキラと艶やかな光を放っており、そして、なんとも美しかったよ。
壮大な絵画のような美しさと、F1音速バトルのようなスリリングな興奮。
こんな快感が味わえるバンドは、このバンドしかないんだよな。
上原ひろみトリオに乾杯!