ブログ「ヒデヲの間」
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加藤崇之からサーディンヘッドな渋谷の夜は平和なマーベル
2019年10月27日

昨日、10月26日は、ホントは天幕・渋さ知らズオーケストラ@相模原旧牧郷小学校の日だったが。
度重なる台風、連日の風雨により延期になってしまった。

家でうだうだしてても、あー今頃ライブやってんだよな、みたいな気分になってしまうので。
街にくりだすことにした。

 

 

渋谷でやっている、加藤崇之個展「ミッドナイトインスピレーション」へ。
イエローなカードでお馴染みの絵を描くようにギターを奏でる加藤さんの、まさに絵の個展である。
しかも、クラシック歌手である鈴木みさとさんと童謡ボサノバのライブまで聴けてしまう。

PA無し、生のガットギターと生の歌声。
これって、少人数小バコでしかできない一番イイヤツだ!
イントロの指が弦を移動するキューって音聴いただけでも、すでに気持ち良い。

いや~加藤さんの生ガットはホントに素晴らしかった。
ぞくぞくふわふわ、暖かく包み込むようで、突然異世界にひゅーんと持ってかれる。
しかも、その中でドカーンと大きく丁寧に歌う、鈴木みさとさんの歌とあいまって。
時を忘れる音空間であった。

時々、外の車のクラクションの音とか聞こえて、現世に帰ってくるんだけど。
その異世界と現世の行き来すら気持ち良くて。
しかも、その音を加藤さんの絵に囲まれて聞くのは、まったくもって贅沢の極みであったよ。

 

さてさて、
加藤さんに「絵の写真撮っていいですかい?」って聞いたら
「隙に楽しんでって」って言われたので、
私の気に入った加藤さんの絵も載せておくよ。

 

 

さて、加藤さんの贅沢時間を終えて、渋谷の街におりると、まだ20時前。
この日にSNSで発見したライブが近所でやってるので、ふら~っと寄り道。
カルガモーズでも一緒の小林君がドラムを叩くバンド・Sardine Head@クロコダイルへ。

残念ながら、松浦湊とレモンチマンバンドは最後のコーラスのとこしか見れずだが。
サーディンヘッドは、たっぷり見れた。
私が大昔にやっていたテグオンってバンドでタイバンしてるから、サーディンも長い!
こんな変態なサウンドも時が経つと、さらに洗練され熟成されてきてる訳で。

モノラルゾンビの私が言うのもなんだが、なんでここで急に全然違う状態になるんだ?
え?その気持ち悪い拍子のコーナー、必要?
ココなんで繋げられるの?
…みたいな音楽的罠が一々気持ち良くて。
ビール飲みながら、その馬鹿馬鹿しい罠に全部ひっかかっていく快感。

寄り道した甲斐が存分にある、サイコーなライブであった!
楽しかった~!

 

 

サーディンヘッドのライブを堪能し、街に出るとまだ22時過ぎ。
お!タワーレコードやってるではないか、とさらに寄り道。

先日テレビで放送してた東京ジャズにて。
ミッシェルンデゲオチェロのライブがメチャ良くてさ。
しかも、パーラメント・ファンカデリックのAtomic Dogのカバーがとてもツボで。
その曲が入ってる一筋縄じゃいかなそうなカバーアルバムをば。

さらに、せっかくタワレコに来てんだから、まだ見ぬCDに出会いたい。
試聴機で聞いて、予備知識無しにおおっと心に響いたヤツ。
エレクトロ&テクノ的なAPPAREL WAXなるCDば。

ミッシェルンデゲオチェロ&APPARE WAXの二枚を入手し、
もうちょっと探索したかったが閉店時間になってしまったタワレコをあとにする。

 

 

ついでに、タワレコでると。
ハロウィンな空気になりつつある渋谷は、警官や機動隊の車であふれてた。
渋谷のハロウィンのあの感じ、全然好きじゃないけど。
超怖いモノ見たさで、スクランブル交差点をチラ見してくことにする。

が、そんな身動きとれぬほどでもない。
DJポリスらしき人もいるが、まったくDJしてない。
人はまあまあ多いけど、仮装ばかりのグチャグチャにはなってない。
スーパーマン、スパイダーマン、フランケンシュタインとかが、ボーっと歩いてるだけだ。

とても平和なマーベル。
アベンジャーズの面々が、敵もいない平和な街で何もすることなく散歩してるみたいで、ほのぼのしたよ。

そんな、渋谷の夜。
良い音に溢れたステキな夜で充実であった~。

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