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さくらももこさんが、亡くなってしまった。
とてもショックで、とても寂しい。
自分の顔を世にだすことは無く、亡くなってから本人の顔を初めて知ったよ。
そういう、マスコミとの距離の取り方も、カッコ良かったな。
そして、本人の顔が、そりゃそうなのだが、まるちゃんにそっくりであった。
私がガキんちょの頃、妹の漫画「ちびまる子ちゃん」が無造作に居間に置いてあって。
チラッと読んで、激ハマりした。
ちなみに、その時家族全員が一気にハマった。
家族全員で、人物紹介のとこ読んだりして、呑気な一家であった。
思えば、漫画を知ったのは、テレビ放送の始まる前だな。
その後、テレビ放送がはじまり、家族みんなで初回を観た気がするよ。
ちびまる子ちゃんは、
「山登りの時後ろ向きに歩くと楽…というデマ」で、私の心は鷲掴みにされ。
「遠足の時のおやつの買い方」、「鼻血にあこがれる」、「迷子なのに呉服町の字が読めない」
、等のエピソードで一喜一憂し。
「大野君と杉山君のけんか」は、最後のお芝居で、はまじが登場するとこで何故かいつも泣いてしまう。
↑ 家の奥の棚から急遽ひっぱりだしてきた、さくらももこ作品。
さらに、
さくらももこさんが書くエッセー本も素晴らしい。
特に、(宇宙人と会ったことある的な)うさんくさいB級SFな人々に会いに行く
「ももこのトンデモ大冒険」とか、大好物であったな。
エッセイの内容は勿論のこと、文章から滲み出てる空気感が兎に角大好きで。
飄々としてて、遠くから見てて、軽いスタンスで、シニカルで、でも、ちょっと毒があって。
自分の思ってる事を、こんなステキなスタンスで伝えられる人がいるんだな、とワクワクした。
直接何がって訳ではないが。
さくらももこさんの文章が放つ空気感は、私の一人ライブ「ヒデヲの間」において、物凄く影響を受けている。
こういう空気感で人に伝えたい、って、つくづく思ってたからね。
(私の創作の原点は、さくらももこ、パペポテレビ、ごっつええ感じ、ディビッドリンチ、…と言える)
↑ 私が昔描いた、永沢くん…。
それにしても、53歳というのはあまりにも若すぎる。
さくらももこさんのスタンスだったら、きっと年をとるにつれ、そのセンスに磨きがかかっていたに違いない。
シニカルに面白く飄々と生きつつちょっと怖い、とてもとてもカッコ良いおばあちゃんになってたに違いない。
そんなさくらももこさんがこれから出したかもしれない作品を想像しながら。
私は、これからも前を向いて生きてかなくてはなのだ。
合唱。
※「合掌」の間違いであることが判明したが、
さくらももこさんの場合、「合唱」の方が会ってる気がするので直さぬことにしたよ。
みんなで歌っておくりだそう!
↑ 私の一番のお気に入りキャラ、暗いお笑い好き「野口さん」
これからは、野口さんパーカーを誇りを持って着ていくのだ。