ブログ「ヒデヲの間」
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2018年04月09日

今だ余韻。
この感覚を忘れたくなくて(忘れたくても忘れられんが)、ブログに書き記しておくよ。

4/6(金) ドブロク×Monoral Zombie@新松戸ファイヤーバード

ツーマンというか、この2バンドによるワンマンであった。
そうあって欲しいと思って、この日に挑んだけど、ホントそうなった!
ドブロクとモノラルゾンビがファイヤーバードで昇天したワンマンイベントであった。

 

なんだか、この日の事は、一つの映画みたいに記憶されてるんだよね。
物凄く肌に合った映画を見て、そのまま映画から抜け出せないでるような感覚だ。
良い映画を観た後、映画館を出たときの街に景色がいつもとちがった感覚になる。
まさに、あの日以来、日常も違って見えるんだよね。
音も色も味も匂いもより濃くなったような。

次の日は、渋さ知らズオーケストラ@O-EASTだったが、音が見え光が交わり咆哮してる感覚になった。
さらに次の日、映画「リメンバーミー」を観たが、映画の中に入っちゃって、自分の後ろ側も見えるような感覚になった。
あの日以来、感覚が覚醒してるよ。

 

私は、好きな映画であればあるほど、パート2を作って欲しくない派。
こんな、ライブ、イベント、音楽を超えた物凄い事が起きちゃった日は。
そのまま美しく、そーっとしておきたい気がしちゃうね。
心の中に残しておけば、ずーっと枯れずに残ってる。
あとは、ずーっとニヤニヤしてればいい。

なにはともあれ、
そんな素晴らしい日を過ごすことができたことに感謝だよ!

ドブロク、言いたいこと沢山あるけど言わずもがなに、ありがとう!
ファイヤーバード、こんな魁!男塾みたいな企画を首謀してくれて、ありがとう!
見とどけてくれたお客さん、最後まで本気で音と向き合ってくれて、ありがとう!
どうしても見れなかったお客さん、しっかり念をおくてくれて、ありがとう!
そして、モノラルゾンビが今存在してることに、ありがとう!

 

 

今回の企画。
1st  ドブロク→モノラルゾンビ(30分ずつ)
2nd ドブロク→モノラルゾンビ(30分ずつ)
そしてまさかのアンコール モノラルゾンビ→ドブロク

…という、イリーガルな構成。
これが、なかなかに精神力と体力を必要な装置で。
ドブロクがSEかかってスタンバイしてると、モノラルゾンビ側も勝手に「やる体」になってっちゃって、出来上がっちゃうわけ。
でも、やらないから、さ。
これを2セットやるってのは、普通に自分のバンドのワンマンの方が楽だって思った!

だけどさ。
ドブロクのライブが終わるやいなや、モノラルゾンビの音をグググーーーーっと、フェイドインさせてった時。
無茶苦茶興奮したな。
ドロドロドロ~!

 

写真は、ドブロクのライブ中。
いつもより丁寧なのに、いつもより前傾姿勢。
いつもよりとってもドブロク、しかし、まだ見たことないドブロクだった!

 

そして。
今回、お互いの曲を一曲ずつカバーした。
これが、なんとも嬉し恥ずかしい企画だったが、2バンドとも超本気でとりくんだ。

モノラルゾンビは、ドブロクの「みんなの戦争」
真正面から誠心誠意、声と音をしっかりドライブさせた!

ドブロクは、モノラルゾンビの「Te Te Te」
チャーミングでキュートでロックでパンクだった!
こんなにも自分のやってるバンドに愛を感じることはあるじゃろか。

しかも奇しくも。
1stセット最後が、モノラルゾンビによるみんなの戦争。
2ndセット頭が、ドブロクによるTeTeTe。
示し合わせたわけじゃないのにリンクしまくりのバトンタッチが美しすぎたよ!
ホワワ~ン!

 

photo by オドル

 

ドブロクの3人、モノラルゾンビの2人。合わせて5人。
音の先にある音を出そうと、全神経を使った気がする。
良いライブをやりたいのは至極当然。
さらにその先にある、音を出したい。

この日にしか起きないことを、絶対に楽しもう。
無理せずともそれは起きる。
しかし、体がガチガチだとそれが通り過ぎる。
絶対にその感覚を心の底から味わいたい。
だから、ナチュラルに、大きく目を光らせ、五感に集中する。
誰かが、その音を出したのならば、あとの4人は絶対にそれをつむいで、まだ見ぬ音を出すんだ!

一つのバンドでも難しいこの感覚をさ。
2バンドで味わうことができたのは、私にとって宝モンだ。
そして、この感覚になれたのは、この2バンドが出会ったファイヤーバードだからこそ。
結果、この日しか起きないことはバンバン起きて、この日だけの特別のこの日になった!
ピカピカーン!

 

 

photo by オドル

ドブロク&モノラルゾンビ「二度とやりません」宣言の図。

きっと今回のイベントは、良い意味で歪だ。
本当に純粋に音を出した時、それはもう普通の形はしてない。
あの場にいた人しか、それを理解できない。
説明できない感覚が満ち溢れてた。

音の先の音。
それがこんなにも溢れる日は、一生の中で何回起きるだろうか。
この日はこの日でしかない!
この時、お客さんとバンドも一体になって「二度とやりません」だった!
この日に乾杯!
ババババ―ン!

 

 

終演後、ドブロクリズム隊が帰った後に、急いで撮った記念写真。

ドブロクとモノラルゾンビは、今回のイベントで仲の良いバンド同士から、親友になった気がするよ!

たかが一年の付き合いなのに、接した時間の濃度のあまりの高さから、一気に気心知れた仲に昇天し。
もう、超えてはいけない一線を越えて、ただならぬ関係になってしまった感じ。
たかが一年の付き合いなのに、小学校からの同級生のような感覚あるもんな。
ドガガガガガ!

 

おまけ写真。
ドブロクの「プレイバック夏」の歌詞に「ちびまる子ちゃん」ってのが出てくるから。
今回の私の1stセットの衣装は、ちびまる子ちゃんシャツだったんだけど。
誰も気づいてくれなかったから、ここに載せておく自己満足。
シッシッシ。

 

 

最後に、この動画をアップしておくよ。
こういう日の事は、その場にいなかった人が、後から動画とかで見てもきっとワケ分からない。
それくらい、刹那が永遠になる、サイコーに熱く、素晴らしく歪なイベントだった。

今回のイベントの動画、色んな形で色んなとこにあがってるけど。
この動画が一番しっくりきた。
あの日は、私の頭ン中でこんな風に記憶されてる。
他者が見たらちんぷんかんぷんだけど、あの場にいた人は一気に思い出す。
そんな動画をファイヤーバード自らがあげてるのがサイコーだよ。
イエーイエーイ!

 

 
おまけのおまけ、追加。
なんとなく描いたこのイラスト、結構気に入ってるのでここに載せておこうっと。

 

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