ブログ「ヒデヲの間」
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ヒデヲの間
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2020年12月25日

 

昨日、ドラム教室は今年最後のレッスンであった。
自分にとって音楽とは何かをとても考えさせられた一年。
戻ってきてくれた生徒さん達は、音楽に触れれる喜びを噛みしめ一音一音がとてもエネルギッシュでハッピーになった。
そして、例年にない物凄い勢いでみんな一気に上達したよ!
全クラスできなかったけど、
レッスン〆のリズムをレゲエにしてみた。
「ウッチッドッチッウッチッドッチッ」
楽しい気持ちになるにはうってつけ。
明るくポジティブな気持ちで一年を締めくくった。

生徒さんが、クリスマスだからとクッキーをプレゼントを持ってきてくれたよ。
手作り風クッキー。

今年は、レッスン再開に向けてホントに頑張ってくれた教室のスタッフ達につくづく感謝!
その頑張りが報われるくらいの笑顔で戻ってきてくれた生徒さん達にも、つくづく感謝!

来年も慎重に丁寧に油断せず、でも思いっきり音楽を楽しみましょう!

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2020年08月03日

私は、映画を一人で見に行くのが好みなので、
映画をアトラクション化して皆で体感する4DXなるものに全く興味がなかったんだが。

押井守の「パトレイバー」が4DX限定で上映されてると聞き、
大好きな映画なのに映画館で観たことなかったので、
ホントにやむなく孤独に4DXを体感することになった。

映画館に到着すると早速スタッフに
「4DX専用のロッカーがございますので荷物はそちらへ」
との案内に戦慄がはしる。
荷物吹っ飛ぶくらい動くのかよ…マジか…。

さて、席に着くと、いかにもパトレイバー好きそうな男女がちりちりに座ってる。
ふと肘掛けを見ると「ウォーターオン・オフ」のボタンを発見!
早速日和った判断発動、ウォーターをオフにさせてもらう。

さて、映画上映。
レイバーが動くたび座席がぐいぐい動く。
動きに慣れててきたかなと思うと、後頭部から空気砲みたいなのが出る。
弾が発射されれば会場にフラッシュがたかれ。
着弾すると会場にスモークが出る。
あまりのモノモノしさに、冒頭は全然映画に集中できない。
孤独な闘いのはじまりだ。

物語中盤、押井守特有のキャラクターが延々と難しい言葉を喋る時間。
これが半分くらいしか意味がわからんくても、なぜか気持ち良い。
無茶苦茶集中したところで、スクーター動いただけでまた椅子がぐいぐい動く。
そうだった、4DXだった。

スーンとした空気感の中、映画の中に感覚を溶け込ませていって。
ぬるま湯の中にいる自分のように、自分の体と映画との境目が段々なくなっていって。
いつの間にか、映画の中から抜け出せなくなる。
それが、私の映画館における快感だ。

しかし、
椅子が動けば「あ、私は椅子に座ってんだな」
煙や光が出れば「あ、私は映画館にいるんだな」
と、作動するたびに映画の世界から現実へ強制的に引き戻され、非常に我に返るシステム。
それが4DX。

さて、物語が佳境に入ったところで、けたたましくサイレンが鳴る。
なんたる臨場感と思ったら。
「地下駐車場で火災報知器が鳴りました」と、映画が中断になった。
おいおい、さすがに4DX過ぎだろ。現実過ぎ。

結局誤報の確認が取れ、映画の再開がアナウンスされホッとする。
フィルムの時代って、突然フィルムや映写機にトラブルがあって映画が中断することがあった。
まさか、時代の最先端4DXの現場で昭和的な中断を味わうことになろうとは。
と、それなりに感慨深い気持ちになった。

再開。
物語佳境に入ると、映画内で台風接近。まさか…。
嫌な予感は的中し、ウォーターボタンオフも何のその。
隣や上から水がたくさん降ってくる。
こりゃ、何かの苦行か、と思いながらも。
もしあの時火災がホントに起きてたら、映画の後半すら見れなかったわけで。
そのまま映画をみれる嬉しさを噛みしめて、4DXを受け入れクライマックスへ。
やっぱ映画館で観ると感動が全然違うサイコーなエンディングとともに映画は無事なんとか終了した。
頑張った。

とはいえ、だ。
まるで水の中に入ったかのように体感しても、実際は全く濡れてないのが映画の良いところ。
実際に濡れてどうすんじゃ!
映画は感覚の覚醒装置であって、実際にそれが起きるんじゃ情緒も何もない。
千利休イズムよろしく、一畳半の茶室に宇宙を感じるのが詫び寂びってもんでしょ。

というわけで、
私の孤独4DX初挑戦。
「4DXは私には肌が合わない」という非常にしっかりした結論を獲得し旅は終了した。

そんな思いを旨に映画館を後にすると、出口でスタッフが、
「大変ご迷惑をおかけいたしましたので、こちら4DX特別招待券です」
と、チケットを渡された。

4DXの旅はつづく、らしい。

 

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2020年06月27日

私がドラムを教えてる音楽教室が再開して2週間が経った。
無事、生徒さんと再会できてとても嬉しい。

コロナの影響で丸々三か月以上のお休みになってしまった教室。
教室までの道のりをこんな新鮮に感じたことはあったかねぇ。
でも、教室に入るととてもいつもどおりの空気感でさ。
再開まで生徒さん達にとても丹念に連絡を取り続けてくれたスタッフの皆様に感謝なのである。
久々に会ったスタッフと共に、距離を保ちながら喜びを噛みしめたよ。

 

ありがたいことに、私のとこの生徒さん達は8割方復帰してくれて。
残りの方も家族と相談しつつ復帰の時期を見計らってくれてて。
こんな時期だからこそ、音楽のあらいがたさを痛感するね。

久々にドラムを叩く生徒さん達の音は、そりゃもうハッピーで。
伴奏音源を遥かに上回るハイスピードで叩きまくったり、
いつもの音を出そうとし過ぎて腕がパンパンになったり、
マスクでぜーぜー言いながら曲を叩き切ったり、
皆の音全てが愛おしいかったよ。

久々のレッスンは、私も含めみんなウキウキしながらも緊張しててさ。
でも、私がカウントだすと、何事も無かったかのようにスーンっていつもの空気になる。
今まで共に過ごしてた時間の成せる業ですな。

マスク必須、距離やら換気やら、まだまだ通常のレッスンとは呼べないけど。
ドラム&音楽に触れる喜びと共に、じっくりやってきましょうな!

 

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2020年06月21日

 

ツチヤナナミ×大西英雄 ライブ@キャンピングカー
6/20の夕方に配信ライブをやってきたよ。

ナナミが免許とって最初に購入した車がキャンピングカー、という快挙。
そんなん楽器乗せて演奏しちゃおうぜ、と始まったこの企画。

果たして機材がキャンピングカーに入るのか。
そして移動した場所からライブ配信ができるのか。

数回にわたって検証を行い。
配信に関してはナナミに任せてしまったが、
配信の実験も実際に二人で河原に行ってやってみたりした。

 

↓下の映像は、実際にドラムと鍵盤が車内に入るかどうか実験した時の映像。
実はナナミが止めてる駐車場で演奏してる。
目の前はアパートなので怒られたらアウトなこっそり演奏。
しかも、ナナミが美顔アプリを入れたせいで動画は反転したままである。

 

 

当日までの間、ナナミはさらに配信の実験をくりかえし。
相当な準備な元、当日を迎えた。

しかし、出発後すぐにナナミがキーボードを家に忘れてる事が発覚し取りに帰りと。
早くも珍道中の予感満載だったが。
なんとか現地に到着!
アウトドアが苦手な私をもってしても、なんて気持ち良い河原なんだろか!

 

こんな素晴らしいシチュエーションの中、
結局車内で演奏というかなりのインドア派なプロジェクトだったりする。
何故、わざわざ河原に来てるのか、あまり深く考えないのがコツである。

 

設営から配信準備で3時間。
あまりの暑さだが、演る側の我々もキツいがそこは我慢。
しかし、我慢できないのは、撮影カメラとパソコンで。
チンチンに熱くなった機材は、一気にフリーズする。

換気を繰り返しながら、今度は動画と音とのズレを延々と調整する。
結局ギリギリまで粘るも、どうしても音がズレてしまう。
そのまま、配信時間となり演奏スタート!

 

演奏さえはじまってしまえばこっちのモノ。
カウント出せば二人とも、スーンと集中できる。
とても気持ち良く演奏。

だが、ここでもしっかりハプニング!
配信画面に「バッテリー残量低」の文字が現れる!
ギリッギリで最後の曲を演奏し、なんとか配信ライブ終了であーる。

 

さて、配信を終え、あとから映像見てみると。
あーーー、ドラムの音がかなり小さかった!
動画と音もズレてるし。
残念なことは沢山。

配信ライブ、なんて難しいんだろか!
今、ライブハウスで配信をやってるチームが、短期間でメチャ勉強して超優秀な仕事をしてることを痛感。
ライブハウスすげーぜ。

しかし、だ。
二人だけで作り出したこの空間は、やっぱりとてもハッピーな空気感であった。
この空間を完全DIYで創作できたのは、とても嬉しい。
あの時車内でやったライブは、とても心が豊かに深かった。
そしてやっぱキャンピングカーってテンション上がる。

 

反省も沢山あるライブであったが。
トラブルを含め楽しんでくれた皆様、ホントにありがとー!
チャットコメントも沢山入り嬉しかった!

是非、このライブは次回につなげたいね~!
ナナミは、このライブのために機材を集め配信をメチャ勉強したし。
実際、車内で我々が体感してる音は、もっとスリリングで熱くてハッピーだった!
その音とあの空気感とが融合した配信ができたら、きっともっと面白いものになるはず!

みなさま、もっとパワーアップしたキャンピングカーライブpart2で、是非会いましょう!

 

 

おまけ、
キャンピングカーライブ、メイキング&ハプニング早回し映像

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2020年05月19日

やもとなおこ変態カルテット。
この4人だったら、おのおの家にいても面白いことができるのでは、と。
テレワークとやらをやってみた。

一人ずつ音を重ねて撮影してく。
同時に音をだしたわけじゃないけど、その分、ゆったりと映画を撮ってるような感覚になっていく。
結果、とても4人の音がとても豊かになってしみじみと嬉しかった。
やもとなおこによる編集も心をくすぐり、遠隔でもさ、ほろっと感動しちゃうのだ。

有情、
ちょっとした事にでもさ、心をはずませる感覚を忘れないようにね。

「ああ有情」
やもとなおこ(vo,gt)
吉野ユウヤ(key)
渡邉裕美(bs)
大西英雄(ds)

 

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2020年05月13日

甥っ子のフラフープの動画に合わせて太鼓を叩いてみた。
かなりゴキゲンになったよ。

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2020年04月05日

今日はホントだったら、#SYNCHRONICITY2020
にて12年ぶり復活のtegwonでライブをする日であった。

tegwon復活のブログはコチラ↓
http://www.hideodrum.com/hideonoma/?p=11424

ライブ中止も残念だったが、この状況で最後のリハができたなかったのもとても悔しい。
半年前から月に一回リハを重ね、リハビリ状態からちょっとずつ曲の骨格ができて。
いよいよライブの全貌が見え、それを音にする直前にパラパラと空中分解してしまった感じだなぁ。

時を経て、もし音を出す機会があったとしてもまた全然違った絵になる訳で。
今回のあの絵は一度も完成せぬまま終わっちまったんだな、とつくづく感じる今日この頃。
音ってのは儚ぇもんだね~。

とはいえ半年間、tegwonはよく頑張った。
あの部活みたいなノリの面々にリハで会うのは毎回楽しかったな。
自分達に拍手なのだ。

 

※↓写真は、2月リハの時ね。

おまけ動画。
tegwon_「El☆Mariachi」PV(2007)

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2020年03月30日

志村けんさんが亡くなってしまった。

コロナウィルスの影響でキャンセルや中止の日々。
自分のモチベーションを落とさぬよう頑張ってきたが。
訃報を聞いて脱力してしまい、昼から禁断のビールを飲んでしまったよ。

テリージョーンズの訃報の時も思ったが、コメディアンの死はとても悲しい。
思い出の顔が、笑顔かバカなことしてたりするハッピーなものばかりだからだと思う。

私は生粋のテレビっ子でさ。
萩本欽一の欽どん欽どこ週刊欽曜日、ドリフの8時だよ全員集合、オレ達ひょうきん族。
PAPEPOテレビ、探偵ナイトスクープ、らくごのご。
ダウンタウンのごっつええ感じ、ガキの使い。
勿論、モンティーパイソンもね。

音楽と同じくらいお笑いを愛してて、お笑いと共に人生を歩んできた気がする。
なんなら、グルーヴは音楽ではなくお笑いの方から教わった気さえするな。
グルーヴは間だからね。

きっと、
音楽で教わったものと、お笑いで教わったものをミックスしたのが、今回のソロアルバム
大西英雄「ヒデヲの間」なんだと思う。

そんなお笑いの中で育った自分の人生の中で、志村けんがこの世からいなくなるなんて考えたこともなかった。
ずーっとやる人だと思ってた。
いつまでたってもバカ殿で、変なおじさんだと思ってた。

喪失感がとんでもないよ。

私が大好きだった祖父と、日曜に昨日のドリフの話をするのが大好きだった。
志村けん、合掌。

 

3年前のテレビでドリフターズの4人が揃った図。

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2020年03月11日

20200308。

私の誕生日3月9日(サンキュー)の前日。
大西英雄一人っきりライブ「ヒデヲの間」レコ発&誕生日記念
@西荻窪クラップクラップ
をやってきた。

沢山の人達に見守られ、ハッピーに熱く深くライブができてホントに楽しかった!
こんなドラム1人というヘンテコなライブで、皆が笑い、そして真剣に聞いてくれるとは。
幸せな誕生日であ~る。

 

 

 

思えば、私が一人でライブをやり始めるきっかけになったのは、東日本大震災の3か月後。
石巻で一人でドラムを叩いたのがはじまりだ。
その話はコチラ→http://www.hideodrum.com/hideonoma/?p=10914

その後、ドラムの生音があまりに気持ち良いクラップクラップというハコに出会い。
一人っきりでライブをしたい!と言って始めたのが「ヒデヲの間」
2013年であった。

その後7年間、1年に1回か2回くらいのペースでライブを続けてた。
自分してきた面白追求を、ドラムの調べに乗せて皆に披露するだけのライブね。
それは、
石野卓球氏の言葉を借りれば「なぁ、だろ!」の境地に向かう歴史だった気がする。

私の「どう?これ面白い?」
に対して
お客さんの「なるほど!」「うーん…」「ちょっと難しいかも」
という問答。

そんなやりとりが段々と育ってきてさ。
私の「なぁ、だろ!」
お客さん「それ!」
という得も知れぬ呼吸になってきたわけ。

これが、とても気持ち良い~。
まさに「間」だ!

 

 

 

そして、今年1月、ついに「ヒデヲの間」のアルバムを地底レコードより発売することができた。
ライブだけでなく、アルバムを聴いて皆が良かった!面白かった!と言ってくれて。

原点である西荻窪クラップクラップで今回演奏しながら、
こんな風に一つのアイデアが脈々と育ってきたことを、とてもしみじみと噛みしめたよ。
一人っきりで演奏してるにも関わらず、このライブをやるようになってからとても人と出会うようになったし。
不可思議に楽しい道なのである。

今回、とても複雑なご時世にも関わらず沢山の方が見とどけてくれたのにはとても感謝である。
こんなふざけたライブを暖かく見守ってくれてありがとーね!
懲りずにまた会いましょう!

 

 

今回のセットリスト。
途中その場の空気でかなり変えたけど、メニューはだいたい合ってる。
1stセットは、ヒデヲの間動物シリーズ(やさい含む)

新曲「つぼマン」は、なかがわ寛奈が描いてくれたジャケに登場するツボに足の生えたキャラがモチーフ。
久々にオレのロック魂もやったなぁ。あ、ポリリズムね。

父の絵に捧げる「スペインの村」、今回相当深いとこまでいけたなぁ。

 

 

photo by Hiro
いつまで経っても誰もゲストは来ない、ホントに一人っきりライブ。
それがヒデヲの間!

 

 

そういえば誕生日だったのでケーキを頂く。
犬ケーキ~!ワン!

 

 

今回のライブ、なんとサックス(というか全身音楽家)の泉邦宏氏が遊びに来てくれた!
つーわけで、坊主&髭&酒&笑顔ツーショットをば。

泉さんのソロと私のソロのツーマンを実現せねば~!!

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2020年01月01日

 

気がつくと2020年になっておった。
というわけで、あけましておめでとです。

今年は、
自分の音楽がさらなる濃度になるように。
そして縁でつながる音を大切に。
未来に向かって音を出し、
面白追求してく所存。

本丸・モノラルゾンビは、さらなる熱量でよりエモーショナルに。
ソロアルバム「ヒデヲの間」発売は思いっきり楽しんで。
カルガモーズは15周年&未唯ピンクレディーナイト10周年はにぎにぎしく。
さらには、tegwonの復活はどうなるか?

みんなで楽しんでいけるといいね~。ね!
どうぞ本年もよろしくであります。

大西英雄

 

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