ブログ「ヒデヲの間」
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2019年01月27日

TONY ALLEN SEXTET ”A Tribute To Art Blakey & The Jazz Messengers”
を、ブルーノート東京に見に行った。

何故か、私のドラム人生で通ってこなかったアフロビート。
昨年、何クティだかも知らずに突然見に行ったシェウン・クティによって、突然私のアフロビートの扉が開いた!
(その時の模様はコチラ→http://www.hideodrum.com/hideonoma/?p=10190 )

シェウンクティがあまりにスゴかったので。
シェウンのとおちゃんフェラ・クティのとこでドラム叩いてたトニーアレンを見ない訳にはいかぬ!

して、初見のトニーアレンは、もう絶妙に素晴しく、そのグルーヴは多幸感でしかない!
一応、アートブレイキートリビュートなので、ジャズっぽい編成ではあるが、
根底にアフロビートがグリングリンと渦巻く。
BPMはそんな速くないはずなのに、物凄い疾走感!
前へ前へ進む進む!

しかも、超小音量。
あの音量であのスピード感は、今まで味わったことのない快感であったな。
キレがあるのに掴めない空気感、そこに左手の歌心が合わさり、渾然一体のオリジナルビートとなっておったよ。
まるで極上のワインだね!

 

 

 

トニーアレンのビートは、
まるで、人間国宝の域まで行った落語家の噺を聴いたかのような心地良さだったよ。

シェウンクティ―は、今まさに脂がのりまくってる前傾姿勢の落語家のスピード感であるなら。
もう、トニーは全然まくし立てない。
じっくりと間を楽しんでゆったりと噺は進むのに、ぐいぐい引き込まれちまう。
で、いつの間にか、その名人芸なスピード感にすっかりノせれられてしまうのだ。

いやートニーアレン、粋にいいもん見たな。
登場する時素顔で、ドラム叩くときだけするサングラスすら粋であったよ。

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