極悪映画「アウトレイジ」の続編。
さらに、悪い。
と言うより、「悪い」のグレードが変わった感じだ。
例えるなら。
前作の「悪さ」は、ガンズ・アンド・ローゼス的軟派な悪さ。
今回の「悪さ」は、メタリカ的超硬派な悪さ。
そして。
なんつったって、罵声。
みんなでたっぷり罵詈雑言。
とくに西田敏行…ゲロ怖い。
そして、横に座る塩見三省…さらに地獄怖い。
この二人のスーパーBADさを体感するだけで、この映画を見た価値は十分にあると言ってよし。
できれば、映画館で大画面大音量で、彼らの怒涛をしっかり味わうべし。
さて、この映画。
実際は なんてことないストーリーだし、まだ見ぬアクションも無ければ、びっくりするサスペンスも無い。
だのに、なんでこんなにも面白いんだろか。
何故か一々大興奮。
なんでもないシーンも、ついドキドキワクワク。
根底にある、独特なグルーヴ。
これが、私にはなんとも心地よいんだよ。
まるで極上8ビート。
きっと、私は北野映画と相性が良いんだろな。
映画「アウトレイジビヨンド」
点数:85点
勘所:白竜の登場
教訓:あまり悪いことはしちゃいけません