そうそう。
先日、OCCURPOOのライブ＠渋谷 Last Waltzに行ってきたよ。
レコ発ワンマンね！

ピアノ＆ボーカルの田尾空子、ドラムの奥村純の二人組オカープー。
かなり変則的なユニットだけど、これがスんバらしいアンサンブルで！

ソリッドでゴシックで、どっか暖かい。
チャーミングなんだけど、どっか強い。
古くて頑丈そうな石造りのお城の、暖炉のある部屋で聞いたらとても良さそうな音楽。

曲ひとつひとつにとてもドラマがあって、色んな景色が見えて。
ライブ一本で、映画を一本見たかのような充実感！

さいご、鳴り止まぬアンコールで出てきた田尾さんが。
「アンコールはありません。なぜなら、アンコールの練習をしてることに耐えられないから」
と、とてもシンパシーを覚える超ロックな発言をして。
ホントにアンコール無しで、二人おじぎしてライブが終わるという、とても潔い展開がとにかくツボであったなぁ。

さてさて。
このドラムの奥村純とは、ホントに古い付き合い。
彼と私とは、同じドラムの師匠のもとで切磋琢磨してた。
きっと１０代とかから一緒だから、お互い何の芽も出てないペーペー時代からの仲なんだよね。

まぁ、そん時から奥村さんは、異常に上手くてさ。
私ぁ、ついていくので精いっぱいだったんだけど。

この歳になるとさ、すんげーカッコ良いドラムに対して嫉妬とか無くなってさ。
オカープーライブでのステキすぎるドラムサウンドとタッチとタイムと変態性に、ただ「おぉ！スゲー！」っと興奮し。
なんだかとてもパワーを貰うんだよなぁ。

あん時のペーペーの時代からさ、まだお互い続けててさ今を生きてるって、いいんよ。
楽しい気持ちになるね～。

素晴らしい過ぎるライブだったんで、つい買ってしまったアルバム、OCCURPOO 「YUKIKOTOMIKIKO」
CDも凄く良くて、こっそり結構聞いちゃってる。
しかも会場で買ったらネコの写真がついてたよ。