阿佐ヶ谷に「イエロービジョン」なる名前のライブハウスを見つけた時。
キイロ好きな私としては、かなりグッとくるものがあった。
実際、出演してみると、店の雰囲気も音の鳴り具合も、なんだかとても丁度良い。
「イエロービジョン」で、何か私の企画ができないものかとずーっと考えていた。
・・・
ずっと昔。
私がテグオンってバンドをやってた時代に加藤崇之氏とタイバンになった事がある。
初めて加藤さんのギターを聞いた時、ぶっ飛んだ。
私がいつの日か出したいって思ってる音。
だけど、どうしたらそれが出せるか分からぬまま、クルクルと頭の中で鳴ってる音。
その音を、加藤さんは出してた。
まるで当然の如く、とっくのとうに出してた。
即興演奏に身をゆだね、ハッピーにパワフルに音を出す加藤氏。
一音一音が、色であり形だった。
おそらく普通の絵を描こうと思えば、誰よりも写実的に描けるのだが。
あえて、いびつな抽象画を描きまくってるピカソのようだった。
あの日、私は加藤さんのギターから沢山の勇気をもらった。
その後、加藤さんと軽くセッションする機会はあったが。
なかなかガチで一緒に演奏する機会はなかった。
ずーっと、加藤さんを呼んでライブをやりたいって思ってたが、機が熟してない気がしてて。
声はかけれないままだった。
・・・
そして遥々時は経ち。
先日の7月。
おちょこと加藤さんと、どっぷり2ステージ演奏する機会が巡ってきた。
言うまでもなく、それは最高な音で溢れたステージで。
無我夢中で音を出し、あっという間にライブは終わった。
そのライブを、ひょっこりタナリューが見に来た。
「日帰り旅行」、「NITORON」と一緒にバンドをやってきたベーシスト。
未だに何考えてるか分からん男ではあるが。
独自な世界観と、キレがありまくる演奏スタイルは、はっきり言ってダントツで信頼できる。
加藤さんとのガッツリした初ライブを見に来たタナリュー。
そん時、色んな事の辻褄が合ってきたきた気がした。
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全く沈まぬ駆逐艦のような揺るぎない音を、ハッピーにパワフルに吐き出すギタリスト加藤崇之。
全く動じないやさぐれた心と、童心のように無邪気に音を出す心とを両方もつベーシスト棚田竜太。
それが、「イエロー」ってキーワードでくっついたんだ。
阿佐ヶ谷「イエロービジョン」での、私のラッキーカラー黄色による初企画。
陰にならず、陽な空気を放ちながら、まだ見ぬ世界に立ち向かっていける人たち。
しかも、ぜったいにあり得ない混ぜるなキケン的組み合わせによる、即興バトル。
こうして思いついたヒデヲ新企画。
それが「イエローなカード」である。
「キケン」と「陽」を合わせ持つ「イエロー」。
果たして、どんな音になるかは蓋を開けてみなきゃわからない。
でも、私にとって特別な日になることは間違いない。
責任はとれないけど。
是非是非是非、見とどけて欲しい。
切によろしく!!
19:00open 19:30start
¥2,000+1Dオーダー
ワンマン・2ステージ
大西英雄(ds)
http://www.hideodrum.com/
加藤崇之(gt)
http://www.ne.jp/asahi/site/kato-takayuki/
棚田竜太(b)
https://myspace.com/tanaryu
阿佐ヶ谷イエロービジョン http://www5.ocn.ne.jp/~yvision/newpage2.html